HIV/HCV重複感染した40代ゲイの医療記録と備忘録

HCVの治療時にHIV感染告知されて4年目のゲイ「たつ」の備忘録です。己の治療に関する経験や、ほんの少しの承認欲求を満たす雑記です。

トリーメクで服用開始…しかし

トリーメクで服用開始

2016年5月9日の外来で、担当医のK先生から

  1. 自立支援も取れたし服薬を始めましょう。薬はいろんな種類があるけど先ずは1日1錠で食事無しでも飲めるトリーメクで行きましょう(※1)
  2. 定期的に決められた量での服用ず服用し続けて下さい(*2)
  3. 稀に副作用で偏頭痛が出る人が居るけど診察したいから、次回は3週後の5月30日に受診入れます。具合が悪くなったりしたらいつでも連絡してくださいね。

翌朝から緊張しつつ「どうか体内のVIRUSを減らして下さい」と独り言を呟きながら服用を開始しました。

※1 トリーメクは、3剤(DTG+ABC/3TC: ドルテグラビル+アバカビル+ラミブジン)の成分が一緒に入っている1錠タイプ(STR)の薬で2015年3月16日に承認された新しい薬です。この時は食事関係無しに1日1回の服薬で済むという利点で選びました。錠剤は紫の毒々しい色で大きいです。

*2 定期的な服薬は薬の血中濃度の維持と薬剤耐性VIRUSを発生させない為に不可欠です。専門用語ではアドヒアランスと言って、患者が積極的に治療方針決定に参加し、自らの決定に従い服薬することを目指す姿勢のことです。 

国立国際医療センター エイズ治療・研究開発センター

 

副作用?

飲み始めた5月10日の夕方に37.8℃の発熱。その後は

  • 奇妙な発熱(1日に34℃から39℃を乱高下)
  • 下っ腹の激痛
  • 皮膚に赤いポツポツが出来て痒い(*1)

の3症状に悩まされました。副作用は稀と聞いているし、次回診察まで時間が有るのでこれらの症状を放置。副作用をWebで検索しても、得られる情報は薬剤メーカーの添付文書(*2)と、服用順調◯ヶ月経過のBlogばかりでした。

※1 以前のHCV治療時にテラプレビル(Teraprevil)で出た薬疹と似ている気がしましたが、何も考えないことにしました。

※2 トリーメクはの副作用として「めったにないですが」の但し書き後に以下の記載があり不安に駆られました

重い全身性の過敏症..発疹、発赤、じんま疹、発熱、吐き気、吐く、下痢、腹痛、眠気、けん怠感、筋肉痛、関節痛、頭痛、息苦しい、息切れ、のどの痛み、咳、目の充血、血圧低下。

重い皮膚・粘膜障害..発疹、発赤、水ぶくれ、うみ、皮がむける、皮膚の熱感や痛み、かゆみ、唇や口内のただれ、のどの痛み、目の充血、発熱、全身けん怠感。

血液障害、貧血..発熱、のどの痛み、だるい、皮下出血(血豆・青あざ)や歯肉からの出血、息切れ、動悸、めまい、顔色が悪い。

膵炎..吐き気、吐く、上腹部~背中の激しい痛み。

乳酸アシドーシス・肝腫大(脂肪肝)..吐き気、吐く、腹痛、下痢、けん怠感、息苦しい、息が荒い、筋肉痛、手足の震え・脱力、歩けない、動悸、急激な体重減少、意識の低下、右上腹部の張り・圧迫感。

横紋筋融解症..手足のしびれ・けいれん、力が入らない、筋肉痛、歩行困難、赤褐色の尿。

意識障害、けいれん..混乱・もうろう状態、異常行動、取り乱す、意識低下、筋肉のぴくつき

全身けいれん(ふるえ、白目、硬直)。

心不全..息苦しい、息切れ、胸が苦しい、動悸、疲れやすい、むくみ、急な体重増加

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