HIV/HCV重複感染した40代ゲイの医療記録と備忘録

HCVの治療時にHIV感染告知されて4年目のゲイ「たつ」の備忘録です。己の治療に関する経験や、ほんの少しの承認欲求を満たす雑記です。

HCVその2(2000〜2001年)

脳梗塞(2000)

前回のSVR失敗から9年経過した2000年、26歳。この頃は仕事が忙しく徹夜なんてザラで会社の理不尽さに耐えられず上司の机を破壊しながら耐え忍んでました。そんな矢先に、脳梗塞で倒れて緊急入院。ICUで3日後に起きた時に血液検査でAST・ALTの値が500前後だったのを見たDr.が「慢性肝炎になってるから治療を云々」と言われました。(ICUで言われたので記憶おぼろげ)この時は奇跡的に後遺症や障害も残らず退院出来たのですが、高血圧の薬を飲みつづけること以外は医療従事者不信により放置してました。 

脳梗塞とは、脳血管が何らかの原因で狭窄(狭くなる)、閉塞(つまる)になるとその先にある脳細胞に血液が充分に行き渡らなくなります。脳細胞は血液に溶けている酸素と糖分で生きているのでこれが足りなくなると脳細胞は死んでしまいます。これが脳梗塞です。死んでしまった脳が手足の動きに重要な場所であれば手足の麻痺になりますし、言語に重要な場所であれば言語障害が出るのです。Neuroinfo Japan:脳梗塞

 

十二指腸潰瘍(2001)

翌年の2001年、トイレで用を足していたら小便器が真っ赤に染まる血尿と、嘔吐を繰り返すので、病院に行ったら、急性十二指腸潰瘍と診察され胃カメラで外科的処置をして、暫くおとなしくしてました。ここでもDr.がAST・ALTの値を見て治療を推奨。気乗りしないまま後日、肝生検(Biopsy)を行い「肝硬変一歩手前」と通告されました。この当時のHCV治療はPegインターフェロン(PegIFN)とリバビリン(RBN)の2剤併用だったで、SVR率は20%…前回のSVR失敗時の10%からは2倍の確率で良くなっていたのですが、前回のSVR失敗が頭をよぎり放置酒呑んだくれてました。

胃潰瘍や十二指腸潰瘍は、粘膜、粘液、粘膜血流などの「防御因子」と、食物を消化する胃酸どの「攻撃因子」のバランスが何らかの原因によって崩れ、胃や十二指腸の壁の表面が溶けた状態です。両者を合わせて「消化性潰瘍」とも呼ばれています。十二指腸潰瘍|オリンパス おなかの健康ドットコム

 

このEntryをHIV告知前の日付2012-10-02とします。

その3(サードエピソード )に続く