ART薬変更(トリーメクからスタリビルド)
ART薬変更
前回のEntryの続きです。診察結果は、服用直後からの発熱と皮膚に薬疹が背中や足に現れていることから、トリーメクの成分DTG(ドルテグラビル)かABC(アバカビル)どちらかの副作用を疑っている。ABCの副作用は白人男性に多く見られるが日本人でのABC副作用は、ほぼ無いのでDTGが原因ではないかと思っている。配合成分が全く違う組合せの
スタリビルド(*1)
へART薬をに変更し経過観察とする。ステロイドは肝臓・腎臓への作用が強いので投与は見送る。但し、スタリビルドは食中または食後に服用するので服用は250Kカロリー以上の摂取が必要とのこと。私の場合、2週間でトリーメク(DTG+ABC/3TC: ドルテグラビル+アバカビル+ラミブジン)からスタリビルド(EVG+COBI+TDF/FTC: エルビテグラビル+コビシスタット+テノホビル+エムトリシタビン)で変更となった訳ですが、放置すると皮膚の壊死やその他の重篤な副作用に悩むハメになっていたらしいらしいです。もしこれを見てる人で薬の服用中に
副作用?と思ったら悩まず早めに受診
をお薦めします。薬局でスタリビルドをもらった際に、7日分余ったトリーメクは持っていても混乱するだけだし副作用が憎らしいので、薬局で処分してもらいました。
※1 スタリビルドとは、4つの成分が配合されているSTR (1錠)の薬です。キードラッグはインテグラーゼ阻害薬のエルビテグラビル(EVG)と、血中濃度を維持するためのブースターのコビシスタット(COBI)です。ベースドラッグはヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬(NRTI)のテノホビル(TDF)とエムトリシタビン(FTC)になります。